![歯槽膿漏](../images/shisyu_img01.jpg)
- しそうのうろう(歯槽膿漏)は今では歯周病と呼ばれています。
- 初期では自覚症状があまりなく、いつの間にか進行し、気がついた時は歯がグラグラしたり、腫れたり、うみが出ます。ひどい時は歯が自然に抜けることもあります。
- 歯周病は歯と歯ぐき(歯肉)の間の溝(ポケット)に起こる炎症が原因です。
歯の表面はキレイで、ポケットの炎症も無く、深さ1~2mmです。
「正常」の人は完全にみがいているつもりでもみがき残しがあるかもしれません。
1年に1度は定期検診してください。
歯垢・歯石が付いていて、ポケット内に細菌が増殖し、歯肉に出血や炎症が見られます。
ポケットの深さは2~3mm。
「軽度」の人は、歯垢、歯石を除去する治療に加えて日常のみがき方を改善すると良いでしょう。1年に2・3回位検診が必要です。
ポケット内の細菌がますます増殖し、歯を支える骨(歯槽骨)も段々溶けてきます。
時々は腫れてうみが出ます。ポケットの深さ4~7mm。
「中等度」の人は早急に受診してポケット内の状態を改善しなければなりません(歯周治療) 又、磨き方を根本的に改める必要があります。治療が一段落しても、年数回のチェックが必要です。
歯槽骨はほとんど無くなり歯がグラグラして咬めなくなります。
ポケットの深さ8mm以上。
「高度」の人は、残念ながら抜歯になるかもしれません。 でも何本かまとめて歯を接着固定すると、何とか咬めるようになる場合もあります。 その後、治療法③の治療を行えば歯を残せるチャンスがあります。